第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 ポスター発表
講演番号 KP-04
発表題目 群馬県武尊山登山道沿いの樹種分布調査
要旨本文 群馬県北部に位置する尾瀬国立公園戸倉地区にはニホンヤマネ(以降ヤマネとする)が生息し、この場所では現在、尾瀬国立公園内で使用される木道用カラマツの植樹が行われている。そのため、カラマツ林の間伐・伐採作業を行った際、ヤマネの生息数等にどの程度影響があるのか、また、針葉樹林と広葉樹林で同じ調査を行った際、違いは出るのかなどに着目し、地元関連企業と協力してヤマネ調査を行った。本調査で使用した巣箱は、ヤマネが通れる程度の穴を開けた木材と塩化ビニル管を組み合わせて作成した。巣箱は高さを変え、一つの木に1~3個設置した。調査場所は戸倉地区に位置する地点A、B、Cの3地点で、どれもカラマツとブナの昆交林となっている。ヤマネ用巣箱を各地点に設置し、2021年の6月と10月、2022年の9月と10月に中身を確認した。巣材やヤマネの有無、巣材の種類、個体数について記録した。調査結果から、一つの個体が隣接する複数個所の巣箱を利用していることや、広葉樹に設置された巣箱を活用する割合が高いことがわかった。
著者氏名 高田ひかる、泉田惺斗、井上巧基、岩田凌空、大澤璃音、代田和
著者所属 群馬県立尾瀬高等学校
キーワード 森林, 遷移