第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 ポスター発表
講演番号 KP-27
発表題目 上穴内演習林のICTを活用した森林資源調査と実測調査の比較
要旨本文 近年、スマート林業による林業へのICT利用が進む中、本校でも積極的な活用に向けて利用方法を検討している。本校演習林の森林情報は、植栽年度が記された演習林基本図であり、詳細なデータが整理されていない。そのため、令和4年8月にUAV写真測量を利用して、一定面積の取得したデータを利用して数値樹冠高モデルを作成し、統計処理ソフトにより樹頂点及び樹高を抽出した。調査対象区域は、令和4年度にコンパス測量実施した区域約1haとし、8月に標準地調査と10月に毎木調査を実施し森林調査によって得られた情報により精度の確認を行い、データの比較を行うことで、今後の活用方法に向けて利用検討を行った。標準地調査は林相による区分が不十分であったため、林分を正確に区切らないと正確な値が出ないことが分かった。また、今回の林分には、雑木等も計測しており、正確な数値を求めることはできなかったが、一斉林には有効であることが分かった。UAVは高い精度で時期・場所を問わず調査できることから、本校にはぜひ導入したい機器であると考える。
著者氏名 森林総合科2年 中田昇吾 久保惺夢 谷村裕太 松本春翔 1年 小谷恭之 宮﨑冨萌 森本大樹
著者所属 高知県立高知農業高等学校
キーワード UAV, 数値樹冠高モデル, 標準地調査, 毎木調査