第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 ポスター発表
会場名 (学生ポスター賞の審査対象)
講演番号 P-019
発表題目 埋蔵文化財包蔵地における林業の実施可能性
Feasibility of forestry in buried cultural property reserves
要旨本文 日本で林業を行う上で最も大きな困難の1つと言われているのが土地に関係する諸問題である。日本の法制度上、森林は土地(林地)と立木に分けられることが多い。林地は他の用途の土地と同様に、法制度上は不動産として扱われることになる。このため、法務局への登記の際は、立木と林地は別々に登記される。林地を巡る諸問題には、境界が不明であること、所有者の所在が不明であること、登記された林地の面積が実測値と大幅に異なる事例があることなど、多岐にわたっている。本研究では一般的な土地では問題とされるものの林地ではこれまでに検討されていない問題として埋蔵文化財包蔵地を取り上げ、埋蔵文化財包蔵地である場合に、木の伐採を行い運搬して林業を行うにはどのような手順、特例があるのかを明らかにすることを目的とする。方法は、先行研究の調査および行政関係部署への聞き取りを行い、関係する法令や制度の関係を整理する。
著者氏名 ○小島妃称乃 ・ 藤野正也
著者所属 福島大学食農学類
キーワード 文化財保護法, 森林経営管理制度, 森林環境譲与税
Key word Law for the Protection of Cultural Properties, Forest Management System, Forest Environmental Taxes