第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 ポスター発表
会場名 (学生ポスター賞の審査対象)
講演番号 P-036
発表題目 フォレストアドベンチャーと周辺地域の関係ー山梨県小菅村を事例としてー
Relationship between Forest Adventure and the local community : A case study of Forest Adventure Kosuge
要旨本文 フォレストアドベンチャーは、専用の安全器具を装着して、樹から樹へ空中移動していく森林アクティビティである。2006年以降、日本全国に38か所のパークが開設された。運営形態別で直営が12パーク、フランチャイズが26パークある。フォレストアドベンチャーは新たな森林利用方法として地域活性化につながるのではと考え、本研究では、3つのパークの事例調査より、フォレストアドベンチャーと周辺地域の関係を明らかにすることを目的とした。フランチャイズで株式会社源が運営するフォレストアドベンチャーこすげは、小菅村の約95%を占める森林資源を活用でき、雇用を創出できる事業として、小菅村役場や地権者に受け入れられていた。直営のフォレストアドベンチャー栗東は、京阪神圏からのアクセスがよく、県外の利用者が5割と交流人口の増加に成功していた。フランチャイズで株式会社T-FORESTRYが運営するフォレストアドベンチャー小田原は、同社が運営する多様な施設とともに、様々な利用者層を取り込んでいた。運営主体によって客層のターゲットや収益性への姿勢が異なり、施設整備の委託による地域への経済波及効果や地元出身者の雇用などで地域とのつながりが見られた。
著者氏名 ○小出茉子 ・ 山下詠子
著者所属 東京農業大学地域環境科学部
キーワード フォレストアドベンチャー, 小菅村, 地域活性化, 森林サービス産業
Key word Forest Adventure, Kousge Village, revitalization of local communities, Forest Service Industry