第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 ポスター発表
講演番号 P-057
発表題目 秋田地方における天然スギ林の成長-上大内沢試験地における97年間の観測-
Structure and Growth in an Old-growth Sugi (Cryptomeria japonica) Forest in Akita Prefecture, Northeastern Japan
要旨本文 高齢スギ林における成長量の長期的推移を把握するために、秋田地方の天然スギ林における97年間の継続調査データを解析した。秋田県上小阿仁村に位置するスギ天然林(3.85ha)内に設置された固定試験地(上大内沢天然林収穫試験地、1.077ha)を調査の対象とした。同試験地は、1924年に設置されており、以降複数回の調査が実施されてきた。2021年11月に、試験区内のスギ個体の胸高直径・樹高・枝下高を測定した。過去に得られた樹幹解析木から、2021年の林齢は264年と推定できる。2021年時点の林分構成値は、平均直径で94.7(cm)、平均樹高で42.9(m)、林分材積で1874.0(m3/ha)、本数密度で145(本/ha)であった。97年間の林分材積純成長量は、最小で2.9(m3/ha/年)、最大で32.8(m3/ha/年)を示し、増減が大きかった。全般的に林齢170年頃が大きく、その後は減少する傾向があった。林齢200~265年の期間の成長量は7.5(m3/ha/年)であり、収穫表の地位中・下の林齢100年の値と近かった。本研究の一部ではJSPS科研費21K05695の助成を受けた。
著者氏名 ○西園朋広1 ・ 澤田智志2 ・ 福本桂子3 ・ 北原文章1 ・ 高嶋敦史4 ・ 志水克人1 ・ 鄭峻介1 ・ 小谷英司1 ・ 松浦俊也5 ・ 齋藤英樹1 ・ 細田和男1
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域 ・ 2秋田県 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所 ・ 4琉球大学農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センター ・ 5国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所
キーワード 高齢林, 天然スギ林, 間伐, 林分構造, 林分材積純成長量
Key word old-aged forest, old-growth sugi forest, thinning operation, stand structure, periodic annual net increment