第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 ポスター発表
会場名 (学生ポスター賞の審査対象)
講演番号 P-087
発表題目 UAV空撮による森林計測手法の開発-LiDARデータによる自動補正方法の検討-
Development of a Forest Measurement Method Using UAV - Study on Automatic Correction Method Using LIDAR Data -
要旨本文 UAVを用いたリモートセンシングは利便性が高く、比較的安価に実施できることから、多時期・小区画・広域分散的な森林情報の把握・更新においては、非常に効果的であると考えられる。UAVによる空撮で得られた画像から、SfM 処理により空撮域のDSMを生成することが可能であるが、正確な立木位置、樹高を推定する際には、DSMのみではなく地盤高情報(DTM)が必要となる。そのため、過去に観測された航空機LiDARデータ等のDTM情報が利用されるが、RTK等を搭載しない一般的なUAVではGCP等を利用したDSMの補正が不可欠である。しかし、林地内に多数のGCPを設置することは容易ではないため、簡易な補正方法が必要である。そこで本研究では、LiDARデータを利用した簡易な補正方法について検討することを目的とした。そのため、三重県内の6地区に設置したスギ・ヒノキ林のプロットを対象として、異なる撮影方法による2019年から2022年の撮影で得た空撮画像から、本研究で提案する補正法によりプロット内の立木位置及び樹高を推定し、実測データと比較、立木検出率や樹高推定精度に与える林分条件、撮影条件の影響について検討した。
著者氏名 ○吉田圭佑1 ・ 山本一清1 ・ 島田博匡2
著者所属 1名古屋大学大学院生命農学研究科 ・ 2三重県林業研究所
キーワード UAV, 航空レーザ測量, 森林計測, リモートセンシング
Key word UAV, airborne laser scanning, forest mensuration, remote sensing