第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 ポスター発表
講演番号 P-188
発表題目 穂木のサイズがコウヨウザンさし木苗の直立性に与える影響
Size of the cuttings affects shoot uprightness in Cunninghamia lanceolata
要旨本文 コウヨウザンのさし木について、寝伏した台木から採取した8cm程度の小さなサイズの穂木と30cm程度のより大きなサイズの穂木を使った場合のシュートの直立性を比較した。6産地19クローンの発根後のシュートの立ち上がり角度において.小さな穂では19クローンの平均が49.7度だったが,大きな穂では75.3度と直立性が高くなった.直立に近い80度以上のクローンは、小さな穂では1産地3クローンだけだったが,大きな穂では4産地10クローンに増加した.以上のことから,小さな穂を使う場合には特定のクローンに絞る必要があるが,大きな穂を使うことで産地,クローンの幅を拡げることが出来ると考えられた.
著者氏名 ○近藤禎二1 ・ 藤澤義武1 ・ 倉本哲嗣1 ・ 山田浩雄1 ・ 大塚次郎2 ・ 山口秀太郎3
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
キーワード 立ち上がり角度, 枝性, 産地
Key word standing angles from the ground, topophysis, provenance