第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
| 日付 | ポスター発表 |
|---|---|
| 会場名 | （学生ポスター賞の審査対象） |
| 講演番号 | P-269 |
| 発表題目 | ドローンLiDARを用いた葉面積指数推定手法の検討 Estimation of Leaf Area Index Using UAV LiDAR |
| 要旨本文 | LAI（葉面積指数）の空間分布は、流域・森林群落スケールの熱・水・炭素循環過程を精緻に表現する際の重要なパラメーターである。LAI計測には、プラントキャノピーアナライザー（PCA）や全天空カメラ等の使用により樹冠透過光から推定する方法が普及している。しかし、流域・群落スケールに展開する際、計測点へのアクセスやサンプリング数、主に光環境に関する計測条件等が障害となる。近年の急速なUAV LiDAR測量技術の進歩は、既存の地上・航空LiDARと比較してもより高精度で簡便に、広域の林分・樹冠構造を把握することを可能にした。しかし、UAV LiDAR測量技術を用いたLAI計測に関しては、未だ確定技術が存在しない。そこで，最新型のUAV LiDAR（MATRICE 300 RTK + Zenmuse L1）を用いた森林群落スケールのLAI空間分布の測定技術を開発した。UAV LiDARによる点群データからLAI空間分布を推定する放射伝達モデルの開発は、この測定技術の核心といえる。本研究では、ケヤキ林分において、点群データにモデルを適用して得られたLAI空間分布と、PCAとリタートラップによる林分内の数地点で推定されたLAIとの比較を行い、モデルの問題点とその改善の可能性について議論する。 |
| 著者氏名 | ○仮屋園純平1 ・ 熊谷朝臣2 ・ 堀田紀文2 ・ 仲畑了2 ・ 藤目直也2 |
| 著者所属 | 1東京大学農学部 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 |
| キーワード | LiDAR, 葉面積指数（LAI）, 葉面積密度（LAD）, 垂直葉分布（VFP）, UAV |
| Key word | LiDAR, Leaf Area Index(LAI), Leaf Ared Density(LAD), Vertical Foliage Profile(VFP), UAV |