第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

植物生態部門[Forest Ecology]

日付 ポスター発表
会場名 (学生ポスター賞の審査対象)
講演番号 P-270
発表題目 冷温帯落葉広葉樹林におけるUAV-LiDARを用いた樹冠構造の種多様性の評価
Assessing species diversity of canopy structure using UAV-LiDAR in cool-temperate, deciduous broad-leaved forests
要旨本文 樹冠は物質生産の場であり、また、周辺木との競争の場でもある。そのため、その枝・葉の空間分布などの樹冠構造の把握は、その樹木の正確な生産量や競争に対する応答を知るうえで重要となる。近年、UAVとLiDARの森林測量への応用が進み、単木や純林で樹冠構造の解析が多く行われているが、種多様性が高く構造の複雑な森林での研究はまだ少ない。そこで、本研究では、太平洋型冷温帯性落葉広葉樹林において優占度の高い5種について、UAV‐LiDARを用いて樹冠構造を測定し、その樹種差を個体レベルで解析した。具体的には、夏と秋に測定された点群データから各種につき約50個体を抽出し、ボックスカウンティングによるフラクタル次元や樹冠上部表面の凹凸度を算出した。隣木との競争指数や多様度指数との関係を解析し、樹冠構造の周辺環境に対する応答とその種間差を評価する。
著者氏名 ○谷瑞木 ・ 飯尾淳弘
著者所属 静岡大学農学部
キーワード UAV-LiDAR, 樹冠形状, 葉密度, 種多様性
Key word UAV-LiDAR, crown shape, leaf area density, species diversity