第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 ポスター発表
講演番号 P-379
発表題目 植栽器具の違いによる植栽作業効率および作業姿勢の評価
Evaluation of working efficiency and working posture of planting by difference of planting tools
要旨本文 伐期を迎えた人工林では,皆伐再造林が課題となっている。再造林は,人力に頼る作業が多く労働者において大きな作業負荷となる。そこで,本研究では植栽器具の違いが作業効率および作業姿勢に与える影響について検証することを目的とした。植栽器具は熊本県森林組合連合会が開発した市販の電動ドリルを改造した電動オーガ,ディブル,唐鍬の3種類を使用した。試験では,ビデオによる時間観測,作業姿勢の観測,疲労度および使用感に関するアンケート調査を実施した。その結果,作業効率は電動オーガが156本/時,ディブルが140本/時,唐鍬が111本/時であり,電動オーガによる植栽作業効率が高いことが明らかとなった。また,アンケート調査から,唐鍬による作業は腰部や大腿部の疲労が大きいとともに一番つらい作業であった。電動オーガとディブルは上腕部への疲労が大きいが,作業現場の土質が柔らかいこともありディブルによる作業のつらさは小さかった。一方で,電動オーガでは持ち運びやオーガを引き抜くときに上腕部がつらいとの回答があった。
著者氏名 ○亀山翔平 ・ 矢部和弘
著者所属 東京農業大学地域環境科学部
キーワード 植栽作業効率, 作業姿勢, 電動オーガ―, ディブル, 鍬
Key word working efficiency of planting, working posture, electric auger, dibble, hoe