第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Insects and Animals]

日付 ポスター発表
講演番号 P-388
発表題目 カシノナガキクイムシ幼虫に対する揮発系薬剤の感受性試験
Susceptibility test for volatile insecticides against Platypus quercivorus larvae
要旨本文 ナラ菌を媒介するカシノナガキクイムシ(カシナガ)の被害地は関東平野を含む都市部でも拡大しており、森林での防除を基礎とした従来の手法が使用しにくい現場が見受けられている。害虫防除の基本として物理的・生物的・施業的防除など複数の方法を組み合わせて対応することが望ましいが、カシナガに対する殺虫を目的とした化学的防除に関する基礎的な知見は、他の防除法に比べてほとんどないのが現状である。そこで、カシナガ幼虫に対する薬剤の効果を確認するために、カシナガ成虫で構築した揮発性薬剤に対する生物検定系を用いて、幼虫に対して効果を判定した。その結果、対照区に対して、2種の薬剤区とも施用量が増加するに従って平均生存日数が減少する傾向が見られた。
著者氏名 ○松本剛史 ・ 滝久智 ・ 衣浦晴生 ・ 北島博
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林昆虫研究領域
キーワード カシノナガキクイムシ, ナラ枯れ, 殺虫活性, 生物検定
Key word Platypus quercivorus, Japanese oak wilt, insecticidal activity, bioassay