第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Insects and Animals]

日付 ポスター発表
会場名 (学生ポスター賞の審査対象)
講演番号 P-412
発表題目 昆虫飼料として竹チップ利用の可能性の検討
Examination of the possibility of using bamboo chips as insect feed
要旨本文 本研究では、竹林に撒かれた竹チップの中からカブトムシが発生することをヒントにして、竹資源をカブトムシの飼育材としての可能性を考え、広葉樹由来の既存飼育材との優位性を検討することにした。具体的には、市場価値の高い成虫体長の大きさを評価指標にして、竹チップ由来のマットをカブトムシの飼育材として用いて、既存の飼育材を用いた場合と比較した。その結果、竹チップ由来のマットで飼育した個体は統計学的有意に大きい、という結果を得た。しかし、検証できていない要素として飼育方法や飼育飼料の粒子の細かさといったものがある。そのため新たに検証を行った。カブトムシの飼育飼料を20種類に分けて飼育し幼虫の体重を測定し、統計解析を行った。現時点ではでは竹由来の土壌はカブトムシを最も大きくすること証明することはできなかった。しかし、ここから竹で飼育した個体が大きく成長する可能性や小さい幼虫でも大きな成虫になる可能性があるためさらなる検証は必要といえる。
著者氏名 ○松山侑生 ・ 石原正彦
著者所属 金沢工業大学情報フロンティア学部
キーワード 昆虫, 竹, 放置竹林, カブトム
Key word insect, bamboo, abandoned bamboo grove, beetle