第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T1. 生物多様性保全と森林管理[Biodiversity conservation and forest management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 ポスター発表
会場名 543
講演番号 PT1-1(学生ポスター賞審査対象)
発表題目 森林植生の空間的変化および長・短期的変化が鳥類群集に及ぼす影響
Effects of spatial and long- and short-term changes in forest vegetation on bird communities
所属 名古屋大学
要旨本文  森林生態系における鳥類の多様性保全を考えるための生態学的知見を得ることを目的として、2022~2023年の4~12月に、愛知県北東部の様々な林分で鳥類相を調査した。ラインセンサス(以下センサス)(早朝、毎月上・下旬)に、音声録音(早朝・夜間、3日おき)を併用した。 センサスでは、2年間で8目24科52種の鳥類を確認した。広葉樹林区と針広混交区は、針葉樹林区よりも種数が多く、多様度指数が高かった。一方で、約30年前の同じ林分でのセンサス結果(Ohno and Ishida 1997)と比較した場合には、種数や多様度指数に大きな違いはなかった。また、2022年12月に実施された間伐の前後でセンサスの結果を比較しても、種数や多様度指数は同様であった。ただし、30年前に記録されなかったキバシリやキビタキの参入、30年前に記録されたモズやコマドリの消失、間伐後のホオジロやキツツキ科の参入など、種構成が一部変化した。音声録音では、林分ごとに異なる鳥類が記録された。個体数の少ない種や夜行性の種など、センサスの結果にない種も含まれた。 各鳥種について、林分間の記録頻度の違いを基に、その環境選好性を考察する。
著者氏名 ○柴山潤太 ・ 梶村恒
著者所属 名古屋大学大学院生命農学研究科
キーワード 鳥類相, ルートセンサス, 録音解析, 種多様性, 樹木伐採
Key word avifauna, route census, voice recording analysis, species diversity, tree cutting