第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

T1. 生物多様性保全と森林管理[Biodiversity conservation and forest management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 16:00
会場名 432
講演番号 T1-6
発表題目 保持林業の四国での適用:水源林のスギ・ヒノキ人工林での取り組み
Retention forestry in cedar and cypress plantations in Shikoku: practices in water resource forests
所属 森林総合研究所
要旨本文 私たちは高知県四万十市西土佐の水源林施業地(スギ・ヒノキ人工林)を主伐再造林する際に、広葉樹を保持する試みを行なっている。現在、当地では地拵えや植栽の作業を行なっているところである。年内の現地検討会では、ウィンチ集材をしているため、意図した広葉樹が巻き込まれてしまい残しづらいという感想が聞かれ、その防止のために中切りして樹木を残すといったアイデアが提案された。また、haあたり10本程度の今回の保持木密度であれば、現場に裁量を任せていたこともあり、自由に作業ができて不満もなかった、施業上は苦でもないしやれる範囲でやったらいいと思う、除地や広葉樹があれば動物などに価値があると以前から思っていた、という声が聞かれた。そして、高木の保持木があれば、作業員が下刈りなどの際に木陰で休憩ができるのではないか、といった話も上がった。当地は2月に再度訪問して保持木の毎木調査を行なう予定である。発表ではその結果を含めて報告したい。なお、中国地方(広島・岡山・山口県)の水源林でもでも同様の試みを行なう予定である。現地調査でぜひ活用していただければと思っている。興味のある方は私までご連絡いただきたい。
著者氏名 ○山浦悠一1 ・ 瀨戸美文2 ・ 富田幹次4 ・ 佐藤重穂1 ・ 米田令仁1 ・ 比嘉基紀3 ・ 市栄智明4 ・ 鈴木保志4
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所 ・ 2高知大学大学院黒潮圏総合科学専攻 ・ 3高知大学理工学部 ・ 4高知大学農林海洋科学部
キーワード 保残伐施業, 針葉樹人工林, 広葉樹
Key word retention harvesting, conifer plantation, broad-leaved tree