第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
日付 | 2025年3月21日 |
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開始時刻 | 15:00 |
会場名 | 大講堂 |
講演番号 | A-14 |
発表題目 | 山村への移住及び定着に至る過程ー東京都檜原村を事例として― The Process of Migration and Settlement in a Mountain Village : A case study of Hinohara-mura Village, Tokyo |
所属 | 東京大学 |
要旨本文 | 高度経済成長期以降、振興山村の人口は減少を続け、高齢化率も全国平均を上回る厳しい状況が続く。その一方で、ライフスタイル移住と呼ばれる、生活の質の向上や個人の願望の実現を目的とした移住がみられるようになる。ただし、移住者が移住先の地域コミュニティに適応できず,移住が失敗に終わる事例も報告されており、移住後の定着が大きな課題といえる。本研究では、東京都檜原村を対象として、山村への移住者の移住及び定着に至るまでの過程を明らかにした上で、同村への移住・定着を促進する条件を考察した。まず、スノーボールサンプリングにより、檜原村に居住している移住者10人への聞き取り調査を行い、移住に至る経緯、同村の魅力、移住当初に感じた戸惑い、移住してからの出来事などに関する情報を収集した。こうして得たデータについて、グラウンデッド・セオリー・アプローチの考え方を用い、聞き取り調査を基に理論を生成する手法を採用した。聞き取りのコード化によって各移住者の移住及び定着に至る過程をモデル化し、それらの共通要素を抽出し、各要素の内容をまとめた。移住前の地方移住への関心の有無により2グループに分けて分析を行った。 |
著者氏名 | ○伊藤千尋1 ・ 柴崎茂光2 ・ 古井戸宏通2 |
著者所属 | 1東京大学農学部 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 |
キーワード | 山村移住, 移住プロセス, 定着プロセス, 聞き取り調査, 檜原村 |
Key word | migration to a mountain village, migration process, settlement process, interview survey, Hinohara-mura Village |