第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | 15:30 |
会場名 | 大講堂 |
講演番号 | A-37 |
発表題目 | 地域原木流通における原木市売市場の取引方法 Trading Characteristics of Log Auction Market in Regional Roundwood Distribution |
所属 | 東京大学 |
要旨本文 | 国産材新流通・加工システム(2004年)、新生産システム(2006年)を林野庁が導入して以降、日本の木材市場は、大規模化した木材産業のニーズに対応し、直送や原木市売市場(以下、原木市)を介した協定取引の増加や、それに伴う原木市の位置づけの相対的な低下が指摘される。しかし、依然総国産材取引量の約4割を取り扱う原木市は一定の機能を有すると考えられる。木材産業が大規模化している地域では、原木市の集荷・出荷圏域の拡大と協定取引・相対取引や直送の増加を指摘する研究が蓄積したものの、木材産業の大規模化がみられない地域をも含めて地域木材産業と原木市の関係性を全国的に俯瞰した研究は限定される。本研究は、全都道府県の原木市282ヶ所に対し「荷主・買方の売買材積・参加者数」、「取引方法別・買方の業種別の購入材積・買方数とその主要な地域」、「取引方法別の購入材積の変化」を把握するためのアンケート調査を実施した。荷主―原木市、原木市-買方の関係性を取引方法に着目して地域別に分類し、地域木材産業と原木市が採用する取引方法との関係性を分析し、地域ごとの木材産業と原木市の望ましい取引のあり方について考察した。 |
著者氏名 | ○髙梨一竹1 ・ 幡建樹2 ・ 柴崎茂光1 ・ 古井戸宏通1 |
著者所属 | 1東京大学大学院農学生命科学研究科 ・ 2幡木材流通コンサルタント事務所 |
キーワード | 原木市売市場, 取引方法, 原木市場 |
Key word | Log Auction Market, Trading method, Roundwood Market |