第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2025年3月22日
開始時刻 10:30
会場名 S11
講演番号 B-6
発表題目 世界自然遺産小笠原諸島における複数の観光ガイド制度の変遷とその関係
The history and relationship of the multiple tour guide systems in the World Natural Heritage Ogasawara Islands
所属 東洋大学
要旨本文 日本におけるエコツーリズムの先進地として知られる小笠原諸島では、観光ガイドが同伴しなければ入域できない仕組みが定着し、複数の観光ガイド制度がある。具体的には、2001年に創設された南島および母島石門における東京都「自然ガイド」制度、2008年に創設された森林生態系保護地域の指定ルート(東平アカガシラカラスバトサンクチュアリー等)における林野庁「入林許可者」制度である。そのほか、2011年からの小笠原村「陸域ガイド」登録制度もある。これらの観光ガイド認定制度は、小笠原のエコツーリズムにおいて重要な役割を担っているが、それぞれの制度内容および関係性は明らかになっていない。そこで本研究では、2024年7月に現地でのヒアリング調査を実施し、制度内容および関係性を把握することを目的とした。主管する行政機関が異なるため、全く別々の認定制度であると考えられたが、東京都「自然ガイド」でないと小笠村「陸域ガイド」に登録できなかったり、事務局や講習運営の委託先が重複していたりといった関連があることが明らかとなった。本成果は、JSPS科研費21K12475の助成を受けた。
著者氏名 ○武正憲1 ・ 濱泰一2 ・ 宮本万理子3,4
著者所属 1東洋大学国際観光学部 ・ 2フリーランス ・ 3SOMPO インスティチュート・プラス ・ 4中央大学研究開発機構
キーワード 観光ガイド, 世界自然遺産小笠原諸島, 登録制度
Key word tour guide, the World Natural Heritage Ogasawara Islands, Certification Systems