第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
教育部門[Education]
日付 | 2025年3月22日 |
---|---|
開始時刻 | 9:15 |
会場名 | S12 |
講演番号 | C-7 |
発表題目 | 「みえ森林ワークブック」を活用した小学校6年生における森林環境育の実践 Practice of the forest environmental education using the "Mie Forest Workbook" in the 6th grade of elementary school. |
所属 | 三重県松阪市立徳和小学校 |
要旨本文 | 三重県では、2020年に策定した「みえ森林教育ビジョン」の趣旨に則り、児童が三重の森林・林業に関心をもち、森林の多面的機能やその保全の重要性を学ぶことができる「みえ森林ワークブック」(5年生社会、6年生理科)を発行し、県内の小学5年生と6年生に配布している。本研究では、このワークブックを活用し、樹木の二酸化炭素固定機能や木材利用の促進についての理解を深める授業実践を松阪市内の小学校1校で行った。相対成長則を利用して作成した、樹木の胸高直径に対応する二酸化炭素固定量の早見表を用いて校庭の樹木の二酸化炭素固定量を求め、日本人1人が1年間に排出する二酸化炭素量を校庭の樹木の体積に置き換えることによって、わたしたちの暮らしから出る二酸化炭素量を実感できるようにした。実践結果から、児童が大気中の二酸化炭素濃度を低下させることの大切さを意識することができたこと、また、そのために自分たちにできることを話し合い、考えることができていたことが分かった。ただし、行動の変容までつなげることができたかどうかは明らかにできなかった。発表では「みえ森林ワークブック」の紹介も交えながら実践内容の詳細を報告する。 |
著者氏名 | ○服部真一1 ・ 平山大輔2 |
著者所属 | 1三重県松阪市立徳和小学校 ・ 2三重大学教育学部 |
キーワード | 森林環境教育, 小学校, カーボンニュートラル, 副読本, みえ森林ワークブック |
Key word | The forest environmental education, Elementary school, Carbon Neutral, Supplementary reader, Mie Forest Workbook |