第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2025年3月21日 |
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開始時刻 | 16:00 |
会場名 | S32 |
講演番号 | D-17 |
発表題目 | 異なる立木幹利用材積推定方法の精度検証 Accuracy verification of different methods for estimating available stem volume of standing trees |
所属 | 精密林業計測株式会社 |
要旨本文 | 立木の利用材積は、製材や加工に適した樹幹部分を効率的に利用するための指標として重要であり、持続可能な森林経営の参考となる。そのため、正確な利用材積の推定方法の確立が求められている。ドローンレーザ計測は、森林や樹木の三次元的な形状を高精度で取得することができ、樹幹部や枝葉の情報を詳細に解析し、幹利用材積を推定できる。本研究の目的は、ドローンレーザ計測の三次元点群データを活用し、高さごとに幹直径からの幹利用材積の推定と幹曲線式を用いた利用材積推定の2手法の比較と精度検証である。また、レーザ点群データの後処理である幹の傾き補正処理の効果も評価した。調査地は長野県木島平村のカラマツ人工林を対象とし、ドローンレーザ計測はDJI社のM600にYellowScan社のVX-15スキャナを使用した。現地調査は対象地内から9本の検証木を選択し、実測した直径で幹利用材積の真値を計算した。利用材積を推定した結果、(1)点群データを用いた幹利用材積では、幹の傾き補正を行わない場合の誤差は5.64%、補正を行った場合の誤差は3.39%であった。(2)幹曲線式を応用した幹利用材積の推定誤差は1.79%だった。 |
著者氏名 | ○殷暁1 ・ 鄧送求2 ・ 加藤正人2 |
著者所属 | 1精密林業計測株式会社 ・ 2信州大学山岳科学研究所 |
キーワード | 幹利用材積, 精度検証, レーザデータ, 幹曲線式 |
Key word | Stem volume, Accuracy Verification, Laser Data, Stem curve |