第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | 14:45 |
会場名 | S31 |
講演番号 | D-32 |
発表題目 | ドローンレーザーを用いた森林構造と種多様性の関係 Relationship between forest structure and species diversity using drone laser |
所属 | 千葉大学 |
要旨本文 | 生物多様性保全は、生態的林業の適切な管理には不可欠である。しかし、従来の多様性調査は労力・時間がかかる上に、アクセス困難な地域も多い。特に、広範囲にわたる森林の多様性を効率良く把握する手法の確立が求められている。3次元レーザーを用いた森林構造の評価が進んでおり、森林の物理的特徴と生物多様性の関係についても関心が高まっている。しかし、利用可能な指標は多岐にわたり、それぞれの有効性や適用可能性は十分に検討されていない。本研究では、北海道旭川の道有林(混交林)を対象に、ドローンレーザーを用いて森林構造の複雑性を算出し、現地調査から得られた生物多様性指標との関係を比較した。特に、森林構造の多様性を示す指標が生物多様性評価へどのように有効かを検討し、適用可能性を探ることを目的とする。その結果、森林構造の多様性を示す指標が、シャノンの多様度指数と関係があることがわかった。よって、ドローンレーザーによって把握できる森林構造の複雑性を用いて生物多様性の地図化を効率良く提供でき、森林を管理する上で、生物多様性の分布を把握した上での保全戦略が立てられることが期待される。 |
著者氏名 | ○吉原知世1 ・ 加藤顕2 ・ 澤田義人2 |
著者所属 | 1千葉大学園芸学部 ・ 2千葉大学園芸学研究院 |
キーワード | ドローン, 森林構造, 種多様性, 生物多様性評価, リモートセンシング |
Key word | drone, Forest structure, Species diversity, Biodiversity assessment, Remote sensing |