第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | 15:45 |
会場名 | S31 |
講演番号 | D-35 |
発表題目 | スマート林業を用いた大学発スタートアップの山村課題への挑戦 University-based startup tackles mountain village issues using smart forestry |
所属 | 信州大学 |
要旨本文 | 森林が多く存在する地方大学は、世の中が大きく変化するなかで、果たすべき機能を明確にした上で,森林を良くして山村社会を元気に高度化していくことが期待されている。森林、林業をめぐる課題は、森林を維持する山村の過疎化、所有者による管理放棄、所有者不明や小規模分散化などである。これはわが国の社会課題でもある。課題解決には、森林を活用して「稼ぐ」が山村再生の起点であり、林業現場もビジネスで動いている。効率的な森林施業や持続可能な林業経営へ転換して、森林の集約化を進める必要がある。基盤技術として世界標準のレーザ計測の3Dデータ、ICT、AIを活用する「スマート林業」と産学官連携によるDXを推進していけば、事業体の施業そのものはもちろん、木材の生産(川上)から建築や消費(川下)に至るまでのデータ連携、合意形成、行政サイドの省力化も可能となる。信州大学は、産学官連携でスマート林業の新技術を開発して、大学発スタートアップが自治体や林業事業体、企業と社会実装を進めている。森林・林産業のある地方だからこそ、一緒にできることは多い。山村課題の解決に学生や研究者、スタートアップが挑戦することが期待されている。 |
著者氏名 | ○加藤正人1,2 ・ トウソウキュウ1,2 ・ 小澤和浩2 ・ インショウ2 ・ 丸山拓見2 ・ 原佳輝2 |
著者所属 | 1信州大学農学部 ・ 2精密林業計測株式会社技術開発部 |
キーワード | スマート林業, スタートアップ, 地域貢献, 社会課題, 森林管理 |
Key word | smart forestry, startup, Contribution to the community, Social issues, Forest management |