第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2025年3月22日
開始時刻 16:00
会場名 S31
講演番号 D-36
発表題目 西川林業地に適した地上レーザ測量システム活用方法の確立に向けた比較検証
Comparative Study on Terrestrial Laser Scanner Methods for Nishikawa Forestry
所属 株式会社大林組
要旨本文  地上レーザ測量システム、OWL、3DWalker(以下、3DWという)について、西川林業地に適する活用方法を確立した。研究は、①OWLと3DWの実性能把握、②活用方法案の立案、③活用方法案の検証、④活用方法の確立という流れで実施した。 先行研究の成果に加えて、新たな観点(伐倒造材実測との比較、立木位置図の突合、採材シミュレーションとの比較)で精度検証を実施した。明らかになった実性能と、当地の特徴を踏まえて活用方法案、「3DWによる優良大径立木データベース」、「OWLによる間伐現場の測量」を立案した。 活用方法案の検証では、優良大径立木21本を3DWで計測・解析して単木単位のデータベースを構築した。データベースは、注文材対応の効率化に有効とわかった。全国的に、優良大径木へのスマート林業技術適用事例は少なく当地らしい取組といえる。また、OWLにて間伐予定林14.4haの作業道線形計画上を測量・解析した。当地のモザイク状の林分では、作業道線形計画の全長を測量し全体搬出材積を推計する手法が有効とわかった。 本実証は、「令和2年度から4年度の林野庁スマート林業実践対策事業」等の助成をうけて実施した。
著者氏名 ○藤原寛晃1 ・ 茂木魁都2,3 ・ 井上淳治4 ・ 井上峻太郎4
著者所属 1株式会社大林組技術本部環境・エネルギーソリューション部 ・ 2株式会社フォレスト萩原 ・ 3株式会社茂木林業 ・ 4有限会社創林
キーワード 西川林業地, 地上レーザ測量システム, 活用方法
Key word Nishikawa Forestry Areas, Terrestrial Laser Scanner, Methods of Utilizing