第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2025年3月22日
開始時刻 16:30
会場名 S31
講演番号 D-38
発表題目 地方税法第380条第3項例示地図等の調製手法による林地台帳地図修正の検討
Study of Forest area registers map using Cadastral map based on Article 380, Paragraph 3 of the Local Tax Law
所属 朝日航洋株式会社
要旨本文 林地台帳制度では林地台帳と併せ林地台帳地図が調製されているが、地籍調査未完了地区では森林簿の地番情報を森林計画図に付与するなどの手法が取られている。この森林計画図を用いた林地台帳地図は必ずしも筆界と一致せず、土地の所在を明示することは困難である。土地の位置形状把握は不動産登記法による登記所備付地図を用いるが、森林では登記所備付地図はその形状や大きさが地形と大きく乖離があり、大面積になれば閲覧・複写コストが大きい。2023年1月に登記所備付地図電子データ(公図データ)が無償公開されたが、多くの森林では地籍調査が未完了のため任意座標で、大きさ・形状が地形と乖離しているため、土地の位置を示すには幾何補正など整合処理が必要となる。地方税法では固定資産の評価に関して必要な資料として土地情報を集積した地図が例示されており、これに則り土地建物に課税する根拠として地形に対し公図データを幾何補正し筆の位置を推測した「地番現況図(地番図)」が運用されている。本研究は、固定資産税評価に用いる地番図の作成手法に倣い、森林リモートセンシングデータを判読し公図データを補正する手法にて、林地台帳地図の修正を試みた。
著者氏名 ○和田陽一
著者所属 朝日航洋株式会社
キーワード 林地台帳, 地方税法, 地番図
Key word Forest area registers, Local Tax Low, Cadastral map