第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2025年3月21日
開始時刻 10:45
会場名 S32
講演番号 D-7
発表題目 地位指数モデル開発における過去空中写真DSM利用の効果
Effects of DSM derived from historical aerial photographs on the development of a site index prediction model
所属 宮崎大学
要旨本文 LiDAR計測から得られるDEM(地盤高)およびDSM(地表面高)、またそれらから生成されるDCHM(樹冠高)を用いて地位指数推定モデルを開発することが可能になった。しかし、現在の計測データを用いることによって、データが壮齢林に偏ってしまい、それがモデルに影響を及ぼすことが懸念される。そこで、過去のアナログ空中写真からSfMによって生成したDSMを用いることによって、若齢林のデータをモデル開発に利用することが、モデルの頑健性向上に有効であるかどうかを検討した。過去のアナログ空中写真からDSMを生成する際に、モデル開発に利用できるようなDSMを得るためには、多くのGCPを試行錯誤しながら設置する必要があり、また部分的にしか信頼性のあるデータを得られないという問題が明らかとなった。モデル開発においては、データのバイアスを考慮したサンプリングが必要であることが明らかとなった。
著者氏名 ○光田靖
著者所属 宮崎大学農学部
キーワード 地位指数, 樹高成長曲線, スギ, ビッグデータ, 不均衡性
Key word site index, height growth curve, Cryptomeria japonica, big data, data bias