第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2025年3月22日 |
---|---|
開始時刻 | 10:30 |
会場名 | S21 |
講演番号 | J-6 |
発表題目 | 能登半島地震による北部地域の山地災害を対象とした広域判読調査報告 Report on the wide-area survey of mountain disaster in the northern Noto area caused by the Noto Peninsula Earthquake |
所属 | 株式会社パスコ |
要旨本文 | 令和6年能登半島地震は石川県能登地域を中心に、多くの人命や家屋、ライフラインへの甚大な被害をもたらした。中でも強い震度の記録された能登北部地域では「大久保崩壊」を始めとした多数の山地災害が発生し、地すべりや山腹崩壊による道路の寸断、家屋の損壊等の被害が報告された。林野庁と国土地理院は、本災害への対応として航空レーザ測量を実施し、森林の内部など目視が困難な箇所を含めた地形変化の解析による山地災害発生状況の調査を行った。本発表では航空レーザ測量成果の解析により明らかとなった山地災害の発生状況に関して、能登北部地域の輪島市、珠洲市、能登町における調査結果を報告する。当該地域においては令和2年度および令和4年度に航空レーザ測量が実施されていたことから、災害前後二時期の地形情報を活用することで、より詳細な発災状況の調査を行った。また、本調査においては、調査工程の前倒しのため、自動処理により整備したレーザデータである「速報データ」を用いることで早期に解析へ着手した。本発表においては山地災害発生状況の調査結果報告に加え、これらの取り組みによる精度向上および被害把握の迅速化への効果についても言及する。 |
著者氏名 | ○鈴木廉 ・ 岡部隆宏 ・ 丸山文彦 ・ 滝澤みちる |
著者所属 | (株)パスコ |
キーワード | 地震, 航空レーザ, 山腹崩壊 |
Key word | earthquake, aerial laser, collapse |