第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 2025年3月22日
開始時刻 15:45
会場名 N21
講演番号 K-10
発表題目 2台のカメラを用いた直交撮影による三次元動作解析手法の開発
Development of three-dimensional motion analysis method by two cameras orthogonal photography
所属 東京農工大学
要旨本文  林業で見られる瞬発作業によって身体へとかかる物理的な負担を運動の観点から調べるため、作業動作を撮影し、身体各部の三次元座標を取得する必要がある。モーションキャプチャーを利用すれば身体各部の軌跡は計測可能だが、計測機器・ソフトともに高価であり安価な計測手法が望まれる。 本研究では、瞬発作業であり頻繁に行われるチェーンソー始動動作を対象として、市販のデジタルカメラを用いた直交二方向撮影による三次元動作解析手法を開発した。 作業者の右肩、右肘、右手首の計三点に目印を装着し、イレクターパイプで作成した檻の中でチェーンソー始動動作を行う。この様子を光軸が直交するように設置した二台のカメラを用いて高速度撮影を行う。それぞれ撮影された映像について、フリーの解析ソフトであるKinoveaを用いて各平面における目印の座標を導出した。得られた二つの平面座標を組み合わせることで、チェーンソー始動時に見られる腕部の三次元座標を取得した。
著者氏名 ○小島尚人1 ・ 松本武2 ・ 岩岡正博2
著者所属 1東京農工大学農学部 ・ 2東京農工大学大学院農学研究院
キーワード 高速度撮影, デジタルカメラ, エンジンチェーンソー, Kinovea, チェーンソー始動
Key word High speed photography, Digital camera, Engine chainsaw, Kinovea, Starting a chainsaw