第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2025年3月21日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(ロビー)
講演番号 PA-12 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 シイタケ原木流通の課題ー鳥取県を中心にー
Issues in Distribution of Shiitake Mushroom LogsーFocusing on Tottori Prefectureー
所属 鳥取大学
要旨本文  しいたけ原木流通の課題を明確にすることは、流通の体系化や効率化に向けて重要であると考えられる。しいたけ原木の流通に関する研究は、1985年に全国の状況を包括的に論じた特集論文が発刊されて以降は散発的であり、近年は山本ら(2022)など原発事故に関連した研究が見られる程度である。本研究では、近年研究の乏しい鳥取県における原木流通の現状とその課題を明らかにすることを目的とした。方法として文献調査と原木しいたけ生産者、原木生産者、原木椎茸関連企業、鳥取県への聞き取り調査、および関係者会議の参与観察を行った。 鳥取県におけるしいたけ原木流通ルートは主に森林所有者から立木または素材で購入するケースが大半を占めていた。この方法は、森林所有者としいたけ生産者の個人的な交渉により成り立っているところが大きかった。これは、安定供給や円滑な流通の実現において課題となっていると考えられる。また、原木供給業者から購入するケースにおいても、原木供給業者が零細であることが 、原木の安定供給を阻害する要因となっていると考えられる。
著者氏名 ○平田楓佳 ・ 芳賀大地
著者所属 鳥取大学農学部
キーワード 特用林産物, 広葉樹, きのこ, 生産者, 森林所有者
Key word Non Wood Forest Products, Broadleaf Tree, Mushroom, Producer, Forest Owner