第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(ロビー) |
講演番号 | PA-22 |
発表題目 | 県立森林公園のバリアフリー化・ユニバーサルデザインの維持管理について Current status and issues of adopting Barrier-Free maintenance in Prefectural forest parks |
所属 | 岩手大学 |
要旨本文 | 他の公共施設と同様に、自然公園や森林総合利用施設(以後、森林公園)でもバリアフリー化の取り組みが進められている。特に、自然公園と比べて環境保全の規制が強くない「その他の公園」に該当する森林公園は、バリアフリー化を進めやすいと考えられる。しかし、森林公園のバリアフリー化は未だに発展途上とされている。また、地域によって自然の条件や公園の維持管理方法が異なっており、事例調査による知見の蓄積が重要である。そこで本調査では、熊本県の県立森林公園を対象にバリアフリー化の現状や維持管理の課題を把握することを目的とした。県の担当課への聞き取り調査を行うとともに、「阿蘇みんなの森」及び「立田山憩いの森」で現地踏査を実施した。森林公園の一部では、車椅子が走行可能な遊歩道が整備されていたが、現状や維持管理には差が見られた。維持管理に関わる指定管理制度については、導入していないあるいは地震の影響で制度をやめており、先立って調査をおこなった北東北3県とは異なる運用となっていた。熊本の森林公園についても、北東北の森林公園と同様に自然保護とバリアフリー化の両立及び予算確保の難しさが課題として挙げられる。 |
著者氏名 | ○髙田乃倫予 |
著者所属 | 岩手大学農学部 |
キーワード | 森林総合利用施設, 車椅子, 障がい者, 遊歩道 |
Key word | forest comprehensive use facility, wheelchair, persons with disabilities, promenade |