第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
開始時刻 | ポスター発表 |
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講演番号 | PA-7 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 森林由来の炭素クレジット制度の実効性ーカティンガンを事例にして Effectiveness of a Forest Carbon Credit Scheme: A Case Study from Katingan, Indonesia |
所属 | 東京大学 |
要旨本文 | 脱炭素の動きが加速する中で、国連・政府主導の炭素クレジット発行量を上回る形で、民間主導の炭素クレジット(ボランタリークレジット)の取引が活発化している。森林分野においても、途上国での植林やREDD+プロジェクトによるクレジット化の動きがみられる。炭素クレジット制度導入後の約25年経過した現在でも、プロジェクト地とその周辺での衝突や計画の実効性、算定の不確実性からクレジットの質が問題視されてきた。本報告では、クレジットの供給側に着目し、プロジェクト計画から発行までの段階ごとの問題点をまとめた上で、これらの問題点が、ボランタリークレジット制度の発展の中で、改善されたか否かを検証する。具体的には、論文レビューから、プロジェクト計画からクレジット発行までの段階ごとに問題点の整理を行った。次に、ボランタリークレジットの代表格であるVCSに登録された通算クレジット発行量が最大級の森林プロジェクトのうち、インドネシアで実施されているカティンガンメンタヤプロジェクト対象として、PDD・モニタリングレポート・新聞報道といった資料をもとに、問題点の発生や軽減の有無を検証し、その原因を考察した。 |
著者氏名 | ○酒井友希乃1 ・ 柴崎茂光2 ・ 古井戸宏通2 |
著者所属 | 1東京大学農学部 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 |
キーワード | カーボンクレジット, 地域住民, 森林再生, インドネシア, Verified Carbon Standard |
Key word | Carbon credits, Local people, Forest restoration, Indonesia, Verified Carbon Standard |