第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2025年3月21日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(ロビー)
講演番号 PA-8 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 BtoC企業の森林認証に対する認識―環境報告書のトピックモデルによる分析―
Recognition of Forest Certification by BtoC Companies: Analysis of Environmental Reports Using a Topic Model
所属 京都大学
要旨本文  森林認証制度は責任ある森林管理の下で生産された林産物にラベリングを行う制度である。認証製品に対する選択的な需要により、経済的利益が林業経営体に還元されることが期待されている。その中で、消費者の森林認証に対する需要は小さい可能性が指摘されている。一方、消費者に認証製品を直接供給するBtoC企業には、CSRという認証製品を採用するメリットがあると考えられる。BtoC企業は認証製品に対する需要を生み出す主体として重要だと想定されるが、BtoC企業の認証製品の採用行動の分析は行われていない。 本報告では、CSRの分析フレームワークに沿ってBtoC企業の認証製品採用行動を分類することを通じて、認証製品に対する需要が発生する要因を検討する。企業の環境配慮行動について記された環境報告書に対して、トピックモデル(LDA)を用いてテキスト分析を行う。森林認証に対する企業の認識を定量的に把握したのち、どのような利害関係者を配慮しているかによって分類することで、認証製品採用行動の要因について議論する。対象は東証プライム市場上場企業のうち業種が小売業・食料品の合計202企業である。1,085件の環境報告書を収集した。
著者氏名 ○富塚雅之
著者所属 京都大学大学院農学研究科
キーワード 森林認証, BtoC企業, トピックモデル, 環境報告書
Key word Forest Certification, BtoC Companies, Topic model, Environmental report