第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2025年3月21日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(ロビー) |
講演番号 | PB-3 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 緑の基本計画における緑被率把握手法の現況と課題 Conditions and Challenges in Methods of Measuring Green Coverage Rates in Master Plan For Parks And Open Spaces |
所属 | 東京大学 |
要旨本文 | 緑の基本計画の策定にあたって、多くの市町村では目標の前提となる現況調査を実施しており、緑被率は主要な指標となる。緑被率の把握では、大きく航空写真や衛星画像から緑被地を抽出する方法がある。その選択は自治体によって異なり、比較可能性が無いのが現状だ。近年では、手法の転換や検討する自治体もあり、過渡期にあると言える。本研究では、政令指定都市を対象とし、その緑被率の把握手法を調査し、担当部局の回答に基づき、採用理由、課題、手法の変更に伴う変化を整理した。結果、航空写真では調査費用と面積に強い正の相関が見られた。これは航空写真が撮影枚数に応じて費用がかかることに起因すると考えられる。一方、衛星画像では調査費用と人口に強い正の相関が見られた。ここから人口が多く税収が多い都市ほど、緑被率調査にかけられる費用が多くなる傾向が示唆された。航空写真では、緑被率の専用(主に春夏撮影)ではなく、固定資産の現況調査写真(主に冬季に撮影)を併用することで大幅に費用を抑えている都市が複数あった。本研究は今後調査手法の再検討をする市町村の一助となり、両手法の特徴や政令指定都市での事例を整理した点に意義がある。 |
著者氏名 | ○Rintaro Shimazu1 ・ Yuki Sofue2 ・ Ryo Kohsaka2 |
著者所属 | 1東京大学農学部 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 |
キーワード | 緑の基本計画, 緑被率, 都市緑地, 航空写真と衛星画像, 政令指定都市 |
Key word | Master Plan For Parks And Open Spaces, Green Coverage, Urban Green Space, Aerial Photographs and Satellite Images, Ordinance Designated City |