第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

教育部門[Education]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PC-2
発表題目 川崎市黒川における里山教育と森林教育
Education for Satoyama and Woodland on Kurokawa in Kawasaki City
所属 明治大学
要旨本文 大学農場の教育研究の柱が<里山林から農的な生態系の複合体である里山ランドスケープに移ってきたことを紹介する。明治大学黒川農場は面積12haで圃場と里山林からなり、2012年に開場した。3つのコンセプトの一つは里山との共生である。黒川農場には農場本体の里山林と公開空地に当たる自然生態園がある。自然生態園は一つの小さい谷地形からなり、右岸側は里山林、左岸側は造成による荒れ地となっている。2016年度に自然解説のサインを大学院生の教育活動として設置し、植生管理を行っている。農学科応用植物生態学研究室では、コロナ禍から、zoom連続講演会を毎月開催している。明治大学大学院のオムニバスの授業を2024年度春学期から3年間開講し、2024年度秋学期からは黒川農場において社会人向けの「里山講座」開講している。ここでは、里山は、里山林ではなく、ランドスケープとしての里山としている。その結果、ランドスケープとしての里山の視野を持つことができる。しかし、里山ランドスケープとしては黒川農場は狭小であり、神奈川県指定の黒川里地里山保全等地域全体の200haあまりをフィールドにする必要性が生じている。
著者氏名 ○倉本宣1 ・ 小泉寛明2 ・ 石川陽子2 ・ 岩﨑泰永2
著者所属 1明治大学農学部 ・ 2明治大学黒川農場
キーワード 市民, ランドスケープ, 多摩丘陵, 大学農場, 谷戸
Key word citizen, landscape, Tama Hills, Field Science Center, Yato