第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PD-15 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 ALSデータによる森林内路網検出
Detection of Forest Road Networks Using Airborne Laser Scaning Data
所属 名古屋大学大学院
要旨本文 国内人工林は利用期を迎えており、高齢級化や大径化とともに、木材生産流通コストの課題に直面している。これらに対応するため、高性能林業機械やICT技術などの導入によるスマート林業が推進されているが、これには高密度な路網が必要不可欠である。路網は集材距離の短縮や効率的な作業を支えるだけでなく、森林保護や災害時の代替路としても重要となる。路網は林道、林業専用道、森林作業道に分類され、それぞれの役割や望ましい総延長が設定されており、今後も総延長は増加する見込みである。これらの路網データのデジタル化は、特に林道で進められているが、森林施業の機械化等を推進するためには、林道だけでなく作業道も含めた詳細なデータ化が必要となる。これまで我々は、航空機LiDARやDTMを活用した深層学習による路網検出を行ってきたが、舗装されていたり幅員が広かったりする林道の検出率は高い一方で、幅員の狭い作業道は課題が残された。そこで本研究では、様々な地域の1m解像度のCS立体図と路網線形のデータを用い深層学習による林道・作業道別の検出率を評価するとともに、検出率向上に必要な手法について検討を行った。
著者氏名 ○山田風由音 ・ 山本一清
著者所属 名古屋大学大学院生命農学研究科
キーワード 森林内路網, 航空機LiDAR, 深層学習
Key word Forest Road, Airborne LiDAR, Deep Learning