第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2025年3月22日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(ロビー)
講演番号 PD-27 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 UAV空撮で得られた多時期合成画像を用いた樹種分類
Tree species classification using multitemporal composite images obtained by UAV aerial photography
所属 新潟大学大学院
要旨本文 UAV(Unmanned Aerial Vehicle)は、運用できる高度の制限から数cmクラスの空間分解能の画像データが取得可能である。また、再測の時間間隔を自分で決めることができ、運用コストを低く抑えられるという利点がある。樹種分類において、樹冠におけるフェノロジーへの着目は重要な要素の一つであると考えられ、葉の色調の変化などを用いることによって分類精度の向上が期待できる。さらに、近赤外域の情報が取得できるセンサを用いることで、樹種分類の高精度化が期待できる。国内におけるUAVを用いた広葉樹の樹種分類の研究例は未だ十分ではなく、地域特性を有することを考慮すると解析事例を増やす必要がある。本研究の目的は,UAVに搭載した近赤外センサで取得されたデータを用いて,樹冠の季節変化に着目して単木単位の樹種分類を行うことである。対象地は新潟県村上市大字大場沢の坊山である。調査は2022年4月から10月にかけ行い、7回の空撮データを得た。UAVはMavic 2 Pro(DJI社)にADC Auk(TETORACAM社)を取り付けたものとPhantom 4 Pro(DJI社)を使用した。4月または10月の画像を含むすべての組み合わせ(計9組)の二時期合成画像を作成し、樹種分類を試みた。
著者氏名 ○内山心愛1 ・ 村上拓彦2 ・ 岩井淳治3
著者所属 1新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 2新潟大学農学部 ・ 3新潟県森林研究所
キーワード UAV, 樹種分類, 多時期合成画像
Key word UAV:Unmanned Aerial Vehicle, Tree species classification, Multi-temporal composite image