第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PD-3
発表題目 モバイルGISアプリの実用度評価
Practicality Evaluation of Mobile GIS Applications
所属 石川県農林総合研究センター
要旨本文 近年のスマートフォン等モバイル端末の高性能化と、UAVや有人機による詳細なラスタデータの取得が可能になったこと等を受け、モバイルGISアプリが森林調査の現場で活用されるようになってきた。また、令和6年能登半島地震および令和6年奥能登豪雨発災時には、モバイルGISアプリが被災状況の把握に貢献し、その有効性が認められたところである。森林調査業務においては、劣悪な作業環境下にて迅速なデータ収集・分析が求められるため、シンプルな操作性と高度な機能を兼ね備えたインターフェースが必要となる。現在、いくつかのモバイルGISアプリが開発・公開されているが、性能や特徴についての体系的な評価は、未だ十分には行われていない。以上のことから本報告では、無償での業務利用が認められているモバイルGISアプリのうち、UAVオルソ画像や森林境界情報などのオリジナルデータを扱うことができる製品を対象として、森林調査の実際の作業を想定し、操作性やデータの互換性、オフライン環境での使いやすさなどを比較検討した。これらの評価結果に基づき、モバイルGISアプリを森林調査において活用する上での課題と今後の可能性について、議論したい。
著者氏名 ○矢田豊1 ・ 一二三悠穂2 ・ 木村一也3
著者所属 1石川県農林総合研究センター林業試験場 ・ 2石川県奥能登農林総合事務所 ・ 3石川県森林組合連合会
キーワード GISアプリ, 携帯端末, 森林調査, 災害調査, 現場実装
Key word GIS app, mobile device, forest survey, disaster investigation, field implementation