第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(ロビー) |
講演番号 | PD-33 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | ipad 3Dスキャンを用いた空間解析による枯死木の現存量の推定 Estimation of Deadwood Biomass Using Spatial Analysis with iPad 3D Scanning |
所属 | 日本大学 |
要旨本文 | 森林内の枯死木は炭素貯留や生物多様性の維持に重要であり、その評価には現存量データが必要である。本研究では、iPadの3Dスキャン機能を用いてナラ枯れ木の現存量推定精度を検証した。試験地は神奈川県藤沢市の日本大学藤沢演習林で、対象はナラ枯れにより伐採されたコナラ丸太58本である。iPadの3Dスキャン機能を用いて取得した対象(領域)の三次元データから、対象木の直径、長さ、体積を計測し、同時に実測値(直径、長さ、辺材幅、腐朽度、材密度)を取得した。腐朽度1の丸太が全体の76%を占め、枯死後1~3年のものであった。iPad測定値は実測値のばらつきの91%、98%、88%をそれぞれ説明し、値が大きいほど誤差が増加し、iPad推定値は実測値より小さくなる傾向が見られた。材密度を基に推定した現存量と分解定数(0.11y⁻¹)は、ナラ枯れによるコナラの初期分解が比較的早いことを示した。 |
著者氏名 | ○國分菜美 ・ 上村真由子 ・ 吉村充則 ・ 堀田直斗 ・ 園原和夏 |
著者所属 | 日本大学生物資源科学部 |
キーワード | 枯死木, 体積, 現存量, ナラ枯れ, iPad LiDAR |
Key word | Coarse woody debris, volume, biomass, oak wild disease, iPad LiDAR |