第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2025年3月22日 |
---|---|
開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(ロビー) |
講演番号 | PD-42 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | J-クレジット制度の森林モニタリングにおける航空機LiDARの有用性 Usability of Airborne LiDAR for Forest Monitoring in J-Credit Scheme |
所属 | 新潟大学大学院 |
要旨本文 | 世界的な脱炭素化の動きが進む中,森林のCO2吸収機能が注目され,日本では適切な森林管理による吸収量をJ-クレジットとして認証している。吸収量算定には,森林の成長量(年間幹材積成長量)を推定する必要があり,そのために林齢と上層樹高を用いた地位決定が重要とされる。従来の実踏調査による地位決定は創出者にとって負担が大きかったが,制度改定で航空機LiDARを活用した調査が導入された。既存の研究成果から航空機LiDARはJ-クレジット制度における森林計測において有望な手法とされるが,実踏調査との結果の差異,上層樹高算出手法及び照射点密度の違いによる精度への影響など,技術的な課題も残されている。本研究では,実踏調査と航空機LiDARによる手法を比較し,正確性やコスト面から利点と課題を明らかにした。また,航空機LiDARの上層樹高算出手法や照射点密度が吸収量算定に与える影響を評価し,効率的な活用方法を検討した。さらに,新潟県内でのJ-クレジット創出を例に,現行と改訂地位指数曲線を比較して認証対象吸収量の差異を検討し,将来的な地位指数曲線の改訂がもたらす潜在的な影響を明らかにした。 |
著者氏名 | ○陌間芳野1 ・ 村上拓彦2 |
著者所属 | 1新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 2新潟大学農学部 |
キーワード | 航空レーザ測量, J-クレジット制度, モニタリング |
Key word | Airborne Laser Scanning, J-Credit Scheme, Forest Monitoring |