第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PD-43
発表題目 時系列空中写真を用いた森林変化推定
Forest change detection using time series aerial photographs.
所属 九州大学
要旨本文 森林変化のモニタリングは森林管理上極めて重要である。広域での森林変化のモニタリングには衛星データが用いられる場合が多いが、その精度には問題がある。一方、有人飛行機からのレーザー測量は精度の点で最も優れるが、その運用には莫大なコストがかかる。そこで,より安価で正確な手法の開発が求められている。本研究では時系列空中写真から森林の変化を検出できるか検証した。対象地は大分県由布市内にある群状択伐林である。対象地を撮影した1960年代から2010年代までの空中写真を処理することで、森林の三次元構造の時系列変化を復元した。復元した三次元構造に統計モデルを当てはめることで群状伐採の検出を試みた。群状伐採の有無を基準とした精度評価の結果、全体精度は68%であり、空振り率 と見逃し率はそれぞれ 55%、30%だった。
著者氏名 ○太田徹志 ・ 溝上展也
著者所属 九州大学大学院農学研究院
キーワード 空中写真, 変化抽出, Trajectory based approach
Key word aerial photographs., change detection, Trajectory based approach