第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PD-49 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 空中写真を用いた深層学習による竹林把握
Detection of bamboo forests using deep learning with aerial photographs
所属 九州大学
要旨本文 竹は竹材や竹炭など、かつては様々な用途に利用されてきた。しかし、安価な竹材製品の輸入増加や竹材生産者の高齢化などの影響で竹材の生産は減少し、管理放棄された竹林が周囲の森林へ侵入している。その結果、竹林の拡大による景観や生態系への悪影響が懸念されている。そこで、適切な対策を講じるために、竹林の分布状況の把握が求められている。近年、リモートセンシングを用いた森林や土地被覆の分類では、深層学習が多く用いられている。一方、竹林の分布状況把握の研究では、主に空中写真のリモートセンシングデータによる目視判読が多く行われており、竹林判別に対する深層学習の有効性は十分に確かめられていない。そこで、本研究では、空中写真を用いた竹林の検出における深層学習の有効性を検証した。本研究の対象地は福岡県糸島市である。同地域を撮影した空中写真に対して深層学習を用いた画像セグメンテーションを適用して竹林を抽出し、その精度を検証した。
著者氏名 ○吉澤佑人1 ・ 太田徹志2 ・ 溝上展也2
著者所属 1九州大学大学院生物資源環境科学府 ・ 2九州大学大学院農学研究院
キーワード 竹林, 深層学習, 空中写真
Key word bamboo forests, deep learning, aerial photographs