第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PD-56
発表題目 森林施業データを活用した作業効率及び生産性の評価
Evaluating the efficiency and productivity of forest operations using observed big data
所属 株式会社エフバイオス
要旨本文 日本における林業は、地形条件が厳しいことや少子高齢化により、労働生産性及び収益性が低いことが課題である。その対策として、高性能林業機械やICT等の先端技術を導入する「スマート林業」が推進されており、業務を省力化・デジタル化することで、生産性や安全性の向上、次世代人材の育成等を目指している。株式会社エフバイオスは、広大な社有林を所有しており、自社内の林業グループと連携しながら林業経営を行っている。従来は紙で記録していた日報や進捗管理図面をアプリ化することで、作業員の手間を削減し、電子化された施業実績データを有効活用している。また、ハーベスター等の高性能林業機械を積極的に導入し、現場施業の効率化や安全性向上も実現している。さらなる生産性向上のためには、施業後の実績を元に、改善を繰り返していくことが重要である。本研究では、実際に導入したデジタルツールにより得られたデータが、施業の生産性向上の見直しに貢献するかどうか、明らかにすることを目的とした。施業で得られた実績データを対象に、統計解析及びシミュレーションを実施することで、生産性向上に寄与する要因を検証した。
著者氏名 ○高野翼
著者所属 株式会社エフバイオス
キーワード 森林施業, 森林経営, シミュレーション
Key word forest operations, forest manegement, simulation