第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
日付 | 2025年3月21日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(第一会議室) |
講演番号 | PE-20 |
発表題目 | 大雑把な下刈によって残された雑草木が植栽木の生残と成長へ与える影響 The impact of remaining weeds on planted sapling survival and growth after rough weeding |
所属 | 北海道立総合研究機構 |
要旨本文 | 人工林管理における下刈作業の省力化を実現する有力な手段として、自走式の刈払い機を使用した下刈り方法が注目されている。自走式刈払い機で下刈が行われた場合、植栽木の周囲に雑草木が列状に刈り残されることが多い(列間刈り)。しかし、このことが植栽木の生残と成長に与える影響は未だ不明である。本研究では、この問題の解明を目指して、トドマツとカラマツ類を対象に、北海道内20カ所の植栽地で調査を行った。各調査地には、全刈り区と列間刈り区が設定され、一部の調査地では無下刈り区も設定された。調査は2023年と2024年の夏と秋に行われ、植栽木の樹高、地際径、雑草木の種類、植生高、および刈り残し幅が測定された。得られたデータから、植栽木の生残、樹高、直径の成長過程を表現する階層ベイズモデルを構築した。このモデルから、両樹種の生残と成長が周囲の雑草木から受ける影響を解析し、雑草木を残す下刈り方法のリスクを検証した。 |
著者氏名 | ○角田悠生 ・ 津田高明 ・ 内山和子 ・ 米澤美咲 ・ 滝谷美香 ・ 大野泰之 |
著者所属 | 北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 |
キーワード | 下刈り, トドマツ, カラマツ類 |
Key word | weeding, Abies sachalinensis, Larix |