第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
開始時刻 | ポスター発表 |
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講演番号 | PE-35 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 処理方法の違いによるモウソウチク(Phyllostachys edulis)の成長 Changes in moso bamboo(Phyllostachys edulis) growth due to different treatment methods |
所属 | 島根大学 |
要旨本文 | 放置竹林が増加しており効率的な管理方法が必要である。放置竹林ではタケを増やさない方法や、竹の伐採や運びだしを楽にするために、竹を大きく成長させないことが必要だと考えた。そこで本研究では、生育初期の状態での処理によって楽に竹の成長を抑制することを目的とし、タケノコや若竹の処理を変えて成長の変化を検討した。モウソウチク(Phyllostachys edulis)を対象として、タケノコにむく処理、切る処理、蹴る処理を行い、少し伸びた若竹に折る処理を行った。調査項目は稈高、稈の長さ、節間数などとした。研究結果から処理をしたモウソウチクは処理をしていないものに比べて、稈高が半分程度の8mとなり、大きくならず、稈の長さも短くなった。節間数が少なくなった。むく処理では成長しなかったものが4本みられ、成長したのは1本だけだった。蹴る処理では全く成長しなかった。結論として、タケノコに処理を施すことによってむく処理と蹴る処理では、タケを減らすことできたため、タケを減らす管理方法に向いているといえる。切る処理と折る処理はタケの成長を抑えることが出来たので、タケの成長の抑制効果があったと判断できる。 |
著者氏名 | ○野田佳希 ・ 髙橋絵里奈 |
著者所属 | 島根大学生物資源科学部 |
キーワード | モウソウチク, タケノコ, 竹林管理 |
Key word | moso bamboo, bamboo shoot, Bamboo grove management |