第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(第一会議室) |
講演番号 | PE-48 |
発表題目 | モンゴル国トゥブ県における南側斜面に生育する針葉樹の生育地形 Topographical Characteristics of Coniferous Trees Growing on South-Facing Slopes in Tuv Province, Mongolia |
所属 | 高知大学 |
要旨本文 | モンゴル北部では北側斜面に森林が、南側斜面には草原が成立しており、この植生パターンは永久凍土の有無が関連した水収支で説明されている。モンゴル北部は永久凍土の南限地域であり、北側斜面では永久凍土があるが南側斜面には永久凍土が存在しない。北側斜面では永久凍土が不透水層となることで浅い地下水面が存在し、森林は土壌表層に保たれる土壌水分を利用して生育が可能になっている、と考えられている(飯島ら,2012)。しかし実際には、永久凍土が存在しない南側斜面や尾根上にも孤立木が見られる。そこで発表者らは、これらの樹木の地下部には凍土に代わる水分保持機構として、窪地状の岩盤が存在するのではないか、と考えて調査を行った。標高値の集まりである数値地形モデル(DTM)を使うと地表面が孤立木に対して窪地になっているかを判断することができるが、土層の厚みが均一ではない為、岩盤が窪地であるかを判断することは出来ない。そこで6本の孤立木を対象に、土壌貫入計を用いて供試木の周囲を囲むように取った8か所で土層の厚み(貫入深)を測った。このDTMと貫入深のデータを使って岩盤が窪地であるかを検証した。 |
著者氏名 | ○石川楽1 ・ 守口海2 ・ 安江恒3 ・ Gerelbaatar Sukhbaatar4 ・ Byambagerel Suran4 ・ Enkhjin boldbaatar4 |
著者所属 | 1高知大学農林海洋科学部 ・ 2信州大学農学部 ・ 3信州大学山岳科学研究所 ・ 4モンゴル国立大学 |
キーワード | 永久凍土, 南側斜面, モンゴル国 |
Key word | Permafrost, South-Facing Slopes, Mongolia |