第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
開始時刻 | ポスター発表 |
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講演番号 | PE-55 |
発表題目 | 作業観察からみた造育林の機械化に向けた現場構築の必要性 The necessity of forest management for mechanization of afforestation as seen from work observation |
所属 | 島根県中山間地域研究センター |
要旨本文 | 島根県では、主伐の推進に伴い、再造林と保育作業の増加が見込まれる。特に、保育作業の中でも下刈りは、当県では刈払機を用いた人力下刈りが主で、多大な労力が投じられていると共に、高温な夏場に行うため作業者への負担も高い。このような状況の中、近年、林内を自走して下刈りなどの造育林作業を行う「下刈り機械」、あるいは「多目的造林機械」と呼ばれる機械が開発・販売されている。この中には、傾斜30度前後程度まで作業可能とされているものもあり、傾斜地の多い当県においても、導入による下刈りの省力化・軽労化が期待されることから、令和3年より、いくつかの機械を対象として、その効果について実証試験を行ってきたものの、現場に残る残材や、植栽の不規則性など、様々な現場要因により作業に支障が生じ、省力効果を十分に発揮できてはいない。そこで、これまで当県で行った実証試験で得られた、機械による下刈り作業の時間観測記録や撮影画像の解析などから、作業の支障となる要因の整理・考察を行い、機械を効率的に稼働させて省力効果を発揮させるための現場構築について提案する。 |
著者氏名 | ○狩野敏規 |
著者所属 | 島根県中山間地域研究センター |
キーワード | 下刈り, 低コスト造林, 再造林技術 |
Key word | weeding, low-cost silviculture, reforestation technology |