第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
日付 | 2025年3月22日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(ロビー) |
講演番号 | PH-27 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | マイマイガによる葉の食害はミズナラ林床の燃えやすさに影響を与えるのか? Does leaf herbivory by Lymantria dispar affect the flammability of Quercus crispula forest floor? |
所属 | 北海道大学大学院 |
要旨本文 | 世界で発生している山火事の大半は,リター層(以下,リターベット)が主な燃料となる地表火である.近年では,リターベットの燃えやすさとリターベットの形質との関係について多くの研究が行われている.一方,森林では,植食性昆虫が大発生し,樹木の葉が大きな食害を受ける.植食性昆虫による食害を受けた葉と受けていない葉では,落葉後に形成されるリターベットの形質が異なり,結果としてその燃えやすさも異なることが予想される.しかし,このような植食性昆虫がリターベットの形質を介して山火事の挙動へ及ぼす影響についてほとんど明らかにされていない. 本研究では,北海道大学雨龍研究林において2024年にマイマイガの食害を受けたミズナラのリターでできたリターベットと食害を受けていないミズナラのリターベットの形質および実験室での人工燃焼実験の結果を報告する. |
著者氏名 | ○片岡洋哉1 ・ 小林真2 |
著者所属 | 1北海道大学大学院環境科学院 ・ 2北海道大学北方生物圏フィールド科学センター |
キーワード | 機能形質, 撹乱, 動物-植物 相互作用, 燃焼性, リターベット |
Key word | functional trait, disturbance, animal-plant interaction, flammability, litter bed |