第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

立地部門[Forest Environment]

日付 2025年3月21日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(ロビー)
講演番号 PI-1
発表題目 目視観測に基づくスギの雄花量と林分環境
Stand features influencing the amount of Cryptomeria japonica male strobili based on visual observation
所属 国立研究開発法人森林研究・整備機構
要旨本文 毎年飛散するスギ花粉の発生源であるスギ人工林について、生産する雄花量と林分属性との関係を調べた。林野庁事業に基づいて2001年度から実施されてきたスギ雄花目視調査のうち、東京都及び茨城県におけるそれぞれ40地点(2024年度)、また東京都が設置する東京都健康安全研究センターによる調査8地点、さらに森林総合研究所による調査地点を合わせて、それぞれの林分で観測された雄花量と、林齢等の履歴、標高・地形等の立地、気象との関係を調べた。135回大会(2024)では、東京都西多摩地区のスギ人工林について、雄花量と前年の夏季降水量、傾斜、SVF(天空度)との関係があることを示した。林野庁が2024(令和6)年度に都道府県の観測地点を拡充したことを受けて、東京都内の観測データを追加し、さらに茨城県を合わせて再検討する。多くの国民にアレルギー性疾患を引き起こしているスギ花粉について、人工林の植え替えや飛散防止等の対策を講じるための、林分の特定や序列化に貢献する。
著者氏名 ○阿部真1 ・ 倉本惠生2 ・ 中尾勝洋3 ・ 稲垣善之4 ・ 瀧誠志郎2
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所多摩森林科学園 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所 ・ 4国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所
キーワード スギ, 花粉生産, 環境要因, 花粉症
Key word Japanese cedar, pollen production, environmental factors, pollen allergy