第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2025年3月21日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 学術交流会館(ロビー) |
講演番号 | PJ-1 (学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 美々川における河川水位のリモート観測の予備的検討 A preliminary experiment for remote observation of water level in the Bibi River |
所属 | 公立千歳科学技術大学 |
要旨本文 | 河川水位のリモート観測技術は無線が遮蔽される森林への適用は難しく、森林河川の水位観測では一般に静電容量式水位計等の接触式のセンサーが用いられ、現場でデータが回収される。一方、水位のリモート観測が可能な非接触式の水位計として超音波式水位計が挙げられるが、非接触式であるがゆえに野外観測で誤差が生じやすい。しかし、その誤差要因については様々なものがあり、精査されていない。本研究では超音波式水位計の水位のリモート観測による主な誤差要因に焦点を当て、現場で生じうる課題を洗い出すことを目的とした。このため、3つの誤差要因(水の濁り、気泡、波立ち)を想定した室内実験を実施し、超音波式水位計の出力値を静電容量式のものと比較し、それらの平方根平均二乗誤差が3つの誤差要因に対しどう変化するかで評価した。平方根平均二乗誤差(RMSE)の評価では3つの誤差要因のうち、波立ちが水位の誤差に最も大きい影響を及ぼすことが分かった。一方、超音波式水位計の記録間隔を短くして単位時間当たりで平均化すると決定係数が増加した。本発表では、水位計のデータによる森林の水位のリモート観測の可能性についても報告する。 |
著者氏名 | ○佐藤祐太朗1 ・ 井手淳一郎1 ・ 吉本直人2 ・ 遠藤いず貴1,3 |
著者所属 | 1公立千歳科学技術大学応用化学生物学科 ・ 2公立千歳科学技術大学理工学部 電子光工学科 ・ 3兵庫県立大学環境人間学部 |
キーワード | 水位変動, 室内実験, 静電容量式水位計, 超音波式水位計 |
Key word | water level changes, laboratry experiment, capacitive liquid level sensor, ultrasonic water level sensor |