第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2025年3月22日
開始時刻 ポスター発表
会場名 学術交流会館(ロビー)
講演番号 PJ-28 (学生ポスター賞審査対象)
発表題目 衛星データを用いた九州南部の植生変化と斜面災害リスクについての検討
Investigation of Vegetation Change and Landslide Susceptibility in Southern Kyushu Using Satellite Data
所属 筑波大学
要旨本文 斜面災害の防災・減災のために、斜面災害リスク評価が広く求められている。斜面災害は豪雨や地震などによって引き起こされることが多いが、そのような直接的な原因だけでなく地形や地質、土地被覆などその土地の特性も災害の規模などに大きく影響している。日本において斜面は多くの場合森林であり、一般的に森林には斜面崩壊防止機能があることがわかっている。また、森林伐採によって斜面災害リスクが高まることが示唆されている(楮原, 2020)。そこで本研究では福岡県朝倉市で過去に斜面災害が発生した場所に注目し、斜面崩壊地における植生の時系列変化と崩壊の関連について衛星画像を用いて調べた。福岡県朝倉市では、平成29年7月九州北部豪雨によって斜面災害が多く発生した。対象期間は災害発生時(2017年)を挟む2013年から2024年で、衛星画像(Landsat 8)から斜面崩壊地における正規化植生指数(NDVI)を計算し、NDVIの時系列変化と斜面崩壊地の特性の関連を考察した。
著者氏名 ○中村涼1,2 ・ 水落裕樹2 ・ 松岡萌2
著者所属 1筑波大学大学院 生命地球科学研究群 ・ 2産業技術総合研究所地質調査総合センター
キーワード 斜面災害, 人工衛星, 植生
Key word Landslide, Satellite, Vegetation