第136回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
開始時刻 | ポスター発表 |
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講演番号 | PK-12 |
発表題目 | 3次元点群によるヒノキ天然更新林分における立木位置のマッピング Mapping the Location of Trees in a Natural Japanese Cypress Stand Using 3D Point Clouds |
所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 |
要旨本文 | 天然下種において,定着した下層木へと世代交代を完了するにあたり,上層木は伐出されなければならない。この伐出にともない,下層木は損傷する。下層木の効率的な活用に向けて,損傷を軽減する伐出の解明が重要である。これまでに,平面空間上における損傷の発生箇所は,伐出における上層木と下層木の衝突を再現することによって説明できることが明らかになった。したがって,両者の衝突が最少となる伐出を解明することにより,定量的に損傷の軽減を達成する伐出を提示できると考えられる。例えば,伐倒において,上層木が下層木に衝突し得る領域は,上層木の形状と伐倒方向によって推定される。すなわち,伐出予定のすべての上層木を対象として,衝突を受ける下層木の総量が最少となる伐倒方向の組合せを探索することにより,下層木に配慮した伐倒を視覚的に示すことができる。このことは,天然下種における伐出技術の向上に寄与する。一方,探索のために,上層木と下層木それぞれの立木分布が明らかになっている必要がある。本研究は,LiDAR-SLAM による天然更新林分の計測を行い,個体単位で立木分布を取得することについての検討を行う。 |
著者氏名 | ○大塚大 ・ 瀧誠志郎 ・ 中澤昌彦 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域 |
キーワード | 漸伐, 下層木, 損傷 |
Key word | Shelterwood, understory, damage |