第136回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PK-13
発表題目 ドローン空撮画像を用いた造林初期のモニタリング手法の検討
Examination of monitoring methods for the early stage of reforestation using drone imagery.
所属 三重県林業研究所
要旨本文  三重県内のスギ・ヒノキ人工林は、高齢級の割合が高くなっており、今後、素材生産量増加への期待とともに主伐、再造林が増加すると予想される。植栽した苗木が健全に成長し成林するためには、定期的な見回り点検が必要であるが、造林地は、道路からのアクセスが悪く点在することや、林業従事者の不足により造林地全体を見回ることは困難となっている。一方で最近では、造林補助事業において、植栽や下刈り実施地については空撮用ドローンにより造林地を撮影し作成したオルソ画像を現地検査の代わりに使用できるようになっており、今後、林業事業体へ空撮用ドローンの導入が進む可能性がある。そのため、ドローンを造林地の点検作業に活用できれば、短時間で現地状況を把握でき、造林地の見回り点検作業の省力化が期待できる。 そこで、本研究ではスギもしくはヒノキの新植地において、植栽後数か月以内と成長期を過ぎた冬季にドローン空撮及び標準地調査を実施し、オルソ画像およびDSMの変化と標準地調査結果を比較することにより、造林初期のモニタリングにドローン空撮データを活用する方法を検証した。
著者氏名 ○海津江里1 ・ 石川智代2
著者所属 1三重県林業研究所 ・ 2三重県庁
キーワード UAV, モニタリング, オルソ画像
Key word UAV, monitoring, ortho images